2014年3月29日、第5回目のWordBench長崎が開催されました。参加人数は11人。年度末の貴重な休日に集まって頂き本当にありがとうございました!
今回の内容
今回はデザインがテーマで、架空のクライアントが発注したサイトのロゴをデザインするという内容でした。グループ内で意見を出しあい、デザインの工程や考え方を共有するのが目的です。現実の発注なら2時間でロゴを作るというのは難しいですが、仲間の力を借りればできるのではないか? そんな期待を込めつつ、ワークショップが始まりました。
グループ分け
4人・4人・3人の3班。デザイナーが3人確保できたので、各グループに配置するのが良いのですが、デザイナー無しのグループがあっても面白いというロックな理由により、あみだくじで班を決定。結果は、
- デザイナーx0で3人
- デザイナーx1で4人
- デザイナーx2で4人
このような偏ったパワーバランスで実行されることとなりました。私はデザイナー無しの班です。
仮想クライアント
事前に、ロゴ製作の対象となるクライアントを考えておきました。不必要に細かく見える設定は、現実性を高めてお客さんのことを想像できるようにするためです。この内容からロゴのアイデアを出し、膨らませていきます。
店舗様式 | 洋食屋 |
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店名 | 洋食 ふくもと(Dining Fukumoto) |
ターゲット層 | 子持ちの家族、中高年夫婦 |
店主 | 福本 しげる(50歳、独身) |
店主の趣味 | 釣り、映画鑑賞 |
店主の経歴 |
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人気メニュー | ビーフシチュー(その他、ハンバーグ、サラダ、フレンチトースト、ポタージュ、野菜スープなど) |
座席数 | 40席(カウンター10席、テーブル30席) |
場所 | 長崎市 新大工町 |
従業員数 | 3名(店主兼シェフ1, アルバイト2) |
サイト発注の動機 | ロゴやウェブサイトは特に用意していなかったが、今回の移転を気に制作を依頼。 |
ロゴ製作への要望 | 暖かさ、家族向け、洋食店のイメージ、屋号はひらがなでも英字でも可 |
ラフスケッチ
実質的な一時間半の製作時間のうち、大半はアイデア出しとやラフスケッチに充てられました。画像のリンク先はFlickrでは、大きなサイズで見ることができます。
清書・お披露目
最後の30分で各班が作ったロゴをプロジェクタで投影しました。まずは私達デザーナ無しの班。
海原雄山なら注文前に女将を呼ぶレベル。幸いこの店に女将は居ないので事なきを得ました。しかしここまで辿り着いたのは同じ班の2人のおかげ・・。本当に助かりました。
次はデザイナーとコーディング・プログラム経験者が程よく混じった班。この班は2案。
そして最後はガチデザイン班。中村さんの作品。
「福本様、ロゴのデザイン案が出来上がりましたので、まずはご確認の程よろしくお願いいたします」な仕上がり。1時間ちょっとでこれだけ作れるノウハウと経験はさすがですね! 拡大や縮小をしても見やすい、ウェブサイトで使いやすい形にまとまっています。
この班の松坂さんが、クライアント像を詳細に分析していたのが印象的でした。曰く、50歳独身・脱サラ開業・趣味が釣り・映画というのはイケイケ親父の可能性があるが、店はは家族を対象としていて性格と客層にミスマッチが起こっているのではないか、とのこと。これはまさにその通りで、設定の適当さが看破された一幕でした(笑)
懇親会
今回は皆さんに会場利用費のご協力を頂いたので、お礼にGihubステッカーを配布しました。
懇親会はいつものバーミツナガ。突き出しがいつもより豪勢でした。
まとめ
何をしていいか分からず、参加者の自主性に頼ってしまいましたが、当初の予想以上に有意義で次に繋がる内容だったと思います。個人的には本職デザイナーの凄さと、考え方の違いを感じました。努力して近づくか、デザインは分業して自分の得意分野を伸ばすか悩みますが。時間と意欲のバランスを取りながらチャレンジしていきたいですね。デザイン系の方のハンズオンやプレゼンも見てみたいです。
資料の準備不足だったのは反省です。準備はし過ぎて足りないことはないですね。他のメンバーや参加者の方々が良い方向に進めてくれたのが救いです。ありがとうございました!
というわけで第5回WordBench長崎の様子でした。第6回は4月中の予定です。