米Net Applicationsはこのほど、06年12月分のブラウザー世界シェア推計を公表した。首位の「Internet Explorer」(IE)は79.64%(11月は80.56%)に低下。04年10月の調査開始以降では初めて、80%を割り込んだ。ライバルの Firefoxは14%(同13.5%)で、拡大が続いている。
僕はIEと比べて使っている人が少ないという理由でFirefoxを規定のブラウザにしています。少数派だから楽しい、みたいな感覚ありませんか?もちろんタブブラウザであり、マウスジェスチャーを筆頭とするプラグインでの自由なカスタマイズなども大きな理由ですよ。Firefoxの前はSleipnirを使っていて機能に不満はありませんでしたが、乗り換えの要因はGeckoがセキュアだと聞いたからです。そしてFirefoxという名前や、既に使っている人のサイトにあるバナーも魅力的でした。
サイトを作りはじめると、レンダリングの面でも標準的なFirefoxを使う意味があるなと思いました。というか、IEが標準的ではなかったわけです。今では使う理由としてこれの方が大きいような気がします。たぶん多くの人がIEのレンダリングを理由にIE以外のブラウザを選択しているのではないでしょうか。
その「IEのバグや実装不備」が原因で別の選択をしなければならない事態は本来あるべきではないですね。選択肢というのは、それぞれの独自性があって生まれるものだと思います。シェアはブラウザの個性を人が選んだ結果だから、IEにしろ他のブラウザにしろ、Webに標準的であることは基本としたうえで選択肢であって欲しいです。寡占状態になった場合のセキュリティも心配だし、各人が好むブラウザを選択できるようになりさえすればいいと思います。