これは料理本を見る楽しさ。
菊池誠・香山リカの対談の本を買おうと本屋に行ったら置いてなくて、その対極に位置するであろうスピリチュアル系の本ばっかりあったので予定を変更、何も考えずに読める本を探しました。
表紙が目に止まって、暫くぱらぱらめくってからレジに持っていったのが、ヨーガン レールの社員食堂。これはゆっくり読まなきゃ、と思って買いました。
ヨーガン レール氏は日本在住のドイツ人で、同名のブランド(ヨーガンレール)で天然素材の服の店を展開しておられるそうです。この本にはレール氏の会社の社員食堂で作られる日々のメニューが綴られていて、途中数ページずつあるコラム以外は一日1ページのメニューとその写真が載せられています。一日ごとのページのデザインは表紙の装訂と同じような感じです。材料と、手順と、写真。
レール氏の会社で作られているのは、レール氏の経験からベジタリアンメニューとなっています。とはいってもそういう生活を押し付けるような内容ではないし、厨房の佐藤さんを中心に作られるメニューは毎日とても美味しそう。食べたい・食べさせたいから自社食堂を作り、食べるのならば身体によいものを、美味しいものをというレール氏の考えそのものなんでしょうね。
適当にページめくって読めて、料理を想像するのも楽しい本です。