ポケット青空文庫で太宰治を読んだり読み返したりしている. 『斜陽』を読んだ直後, それが今年映画化されることを知って, 上原二郎の役には誰が当てられるか考えてしまった. 公式ブログによれば, 温水洋一さんだそうだ. なるほど. 変貌した上原のイメージは温水さんに近いかもしれない. しかし予告編を観ると, やっぱり違うと思う. あくまで自分のイメージだけど, もっとおぞましい様相になって欲しい.
気になるのは, 設定が現代風にアレンジされているらしい点. 終戦直後の混沌とした時期だから納得できる原作の内容が, ストーリーをそのままに現代を舞台にすることで納得のいく作品となるのだろうか. 6月から全国上映らしいので観に行ってみたい.