初めて購入した単焦点で、初のサードパーティ製レンズでもある SIGMA 30mm F1.4 EX DC。購入して1年以上経ち評価も固まったのでレビューする。
購入の経緯
2011年1月末に初めての一眼レフ PENTAX K-r を買い、2月7日にこのレンズを注文した。shiologyで提唱されていた初心者向けのアドバイス、「明るい単焦点を買い、まずは2万枚撮る」を実践するためにこれを選択。はっきりしたボケの境界が魅力的で、買ってから随分と長いあいだ開放のみで撮っていた。
描写
絞り優先モードのF1.4にしてシャッターを押すだけで、よくボケた一眼レフっぽい写真が撮れる。初めて撮ったボケボケの写真は感動だった。今でこそ撮影の際に被写界深度のことを考えてしまうが、開放のボケと明るさこそこのレンズの魅力だ。
AF
各社のマウントに対応したレンズだが、PENTAXとSONY用は超音波モーター(HSM)が非採用のためかAFは遅い。静物や風景には問題はないが、動体には弱くフォーカスが迷う。姪が乳児の頃はシャッターチャンスの大盤振る舞いだったが、歩くようになると技術の向上を余儀なくされた。
価格
安い。F1.4の標準レンズが3万円台で買えるのは大きな魅力で、純正のレンズと迷った場合は優先度の高い候補だ。ズームキットでのスタートだったが、表現を広げる手段と、次へのステップへの強い味方となった。
評価
安く、明るく、よくボケる。最初の単焦点としては最適の選択肢で、その後も使い続けられる性能。描写と重量感に一眼レフらしさを味わえるレンズだ。
作例
F1.4開放のみ。モードは星空以外絞り優先。

ISO100 1/500 f/1.4

ISO400 1/5000 f/1.4

ISO800 1/6000 f/1.4

ISO800 1/6000 f/1.4

ISO400 1/5000 f/1.4

ISO100 15s f/1.4

ISO800 1/30 f/1.4